昨日のブログで、高配当株投資をするにあたって気をつけるべき点を学びたいと書きましたが、熱が冷めないうちに少しでもまとめておきたいと思います。
参考にしたのはこびと株さんのこちらの記事です。
こちらで"高配当株ポートフォリオを構築するために気をつけるべきこと"という見出しでまとめていらっしゃいます。
この中から自分なりにわかりやすく意思決定に導入できそうだったり、日本株で投資をするにあたって当てはまりそうなものをピックアップしてまとめてみることにしました。*1
ポートフォリオを構築する際に気をつけるべきこと
今の時点でも意識できそうなのは以下の内容かと思いました。
- ポートフォリオ全体のバランスを見るときは「時価比率」ではなく「配当金のキャッシュフロー比率」で見る
- 銘柄検討時は不況時の状況も必ずチェックする
- 連続増配年数や減配していない年数は最も頼りになる情報
- 1つのセクター(業界・業種)で20%以上を占めていないようにチェックする
- 高配当株式の大半はインカムゲイン投資の対象として不適格であると心得る
「時価比率」ではなく「配当金のキャッシュフロー比率」でポートフォリオ全体のバランスをチェック
こびと株さんのブログでは"30銘柄程度には分散させること"を勧めています。
“30銘柄×100万円(均等額)でポートフォリオを組むと、1銘柄あたりの配当金は2~4%に収まるはず” とのことだが、配当金の利回りを妥協せず、このくらいの銘柄数で分散すると自ずとこのような割合になるということでしょうか。
“年間100万円×年1銘柄選定×30年投資”で上記のポートフォリオにはなるが、金額としてはもう少し年間で投資したい。
この辺りは実際に自分でも投資を始めてみて、スプレッドシートなどでまとめてみたいと思います。
加えて、毎月配当金が入るようにポートフォリオを組みたいので、年単位で銘柄を分散させていくよりは毎月の購入のタイミングである程度分散して購入したいと思っています。
銘柄検討時は不況時の状況も必ずチェック
不況時の状況とは、直近だと"リーマン・ショック"時などの状況のことだそうです。
アメリカの名門投資銀行である"リーマン・ブラザーズ"が2008年9月15日に経営破綻したことにより世界金融危機に繋がったのが"リーマン・ショック"だと認識しています。*2
金融危機とは異なるかもしれませんが、コロナ禍により長期的に不況な業界もあったと思うので、その辺りも期間をある程度明確にしておきたいと思っています。
連続増配年数や減配していない年数は最も頼りになる情報
“最も頼りになる”と言っているだけに、初めはこれを注視していけば間違いないのではと思ってしまいますね。
実際には他の指標も元に総合的に判断する必要があるとは思いますが、やはり再注目したい指標になりそうです。
連続増配年数はダイヤモンドザイなどでもランキングをまとめてくれていたりするのと、利用する証券会社でもランキングや特集記事などをまとめている場合もあるので、その辺りの情報もチェックしたいですね。
1つのセクター(業界・業種)で20%以上を占めていないようにチェック
これもリスク分散のために銘柄選定時にチェックするのが大事なチェック項目ですね。
チェックのタイミングは他にも配当金支払い時などが考えられますが、これは実際に運用してみて妥当なタイミングをチューニングしていきたいと思います。
これも「時価」ベースではなく「配当金」ベースで判断するのかと思っています。
分散により1銘柄のキャッシュフローの比率をコントロールし、加えてセクターごとのキャッシュフローの比率も注視していくということかと認識しています。
高配当株式の大半はインカムゲイン投資の対象として不適格でありトラップだらけであると心得る
高配当株投資を始めようとしている自分にとっては身が引き締まる言葉です。
インカムゲインとは”資産を保有していることで得られる利益”のことです。
インデックス投資はまさにこのインカムゲイン投資の代表格です。
不適格というのはリスクが高すぎるということだろうか。
トラップが多いので選定のコストとリスクに対するリターンが合わないという意味かもしれないですね。
トラップについて代表的なのは、一見して配当金利回りが高いように見えても、実は業績が良くないため時価が低く、実際には安定して配当金を分配できない銘柄が多い、などもあるようです。
王道のインデックス投資に比べると、確かに高配当株投資はインカムゲイン投資に適していないのかもしれません。
ですが自分は配当金でキャッシュフローを構築したいので、銘柄の選定知識などについてしっかり勉強して、スキルとして身につけたいと思う次第です。
---
以上が現時点で注意点としてまとめておきたいものでした。
実際に銘柄を選定する際にはさまざまな情報判断が必要になってくると思うので、何か自分なりのツールを作って活用できるようにしたいですね。