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ミニマムライフコストを把握する方法

昨日も書いた通り、ブログは副業を目的に始めました。

ではなぜ副業をしたいかというと、それは"一日でも早くサイドFIREしたいから"です。

そのために、資産所得によるキャッシュフローを増やしたいと思っています。

資産所得というのは、金融資産から得られるものをイメージしています。

金融資産とは、株式や投資信託のような"お金にも換えられるし保持しておくとそれ自体がお金を生み出してくれるもの"を指してます。

これらの金融資産は、年間の金利が4%もあれば優良な商品であると言われますが、ある程度元本の金額が大きくないと、生活へのインパクトもそれほど出てきません。

例えば100万円分の金融資産を保持し続けたとしても、年間で4%であれば4万円の利息、月平均にすると約3,300円です。

この金融資産に投下していくための元本(種銭)を豊富に確保するには、収入を増やす以外にも、"支出を減らす"というアプローチがあります。

そのためにまずは、自分の"ミニマムライフコスト"を把握する必要があります。

ミニマムライフコストとは

ミニマムライフコストとは、“最低限生きていくのに必要なお金”のことです。

これが低ければ低いほど、”働いてお金を稼がなきゃいけない時間”は少なくなります。

本来"実現したい(=欲しい)生活があり、それを実現するために働く(=稼ぐ)"はずです。

この実現したい生活に対してお金がかからないほど、お金のために働く時間は減らすことができます。

つまり、これが低ければ低いほど、”サイドFIREまでに必要な金融資産の量”は少なくなります。

金融資産を基に得る資産所得の金額が少なくて済むので、必然的に種銭を増やすための時間も少なくなります。

ミニマムライフコストを把握するための具体的な手順

具体的な手順は以下の3ステップです。

  1. “必須生活費”を洗い出す
  2. 理想の生活を描いた上で”ゆとり費”を洗い出す
  3. “月単位”で洗い出した後、”年単位”でも洗い出す

順番に見ていきましょう。

1. “必須生活費”を洗い出す

“必須生活費”とは”これがないと生きていくのが困難になる支出”です。

具体的には住居費、食費、光熱費などが含まれます。

最近はどこに行っても当たり前のようにインターネットがつながっているので、通信費もこちらに入るかもしれません。

いずれにせよ、”仕事がなくなったとしても絶対に必要な支出”を思い浮かべてください。

これは現時点でも毎月かかってきているお金なので、比較的洗い出しやすいと思います。

ここが洗い出せたら次に”ゆとり費”を洗い出します。

2. 理想の生活を描いた上で”ゆとり費”を洗い出す

“ゆとり費”とは”なくても生きてはいけるけど充実した生活を送るのに必要な支出”です。

例えばスポーツが好きな人にとっては毎月の習い事の支出は”なくても生きていける”にしろ、健康維持や日々の楽しみ、生きがいなどにつながる大事な支出です。

ゆとりはあればあっただけ良いとは思いますが、ここでは”最低限必要な分だけ”把握するように努めましょう。

ここで重要になってくるのが”理想の生活を描いた上で”という部分です。

「毎日、毎週、自分はどんな風に過ごせたら幸せなのか」をより具体的にイメージすることが重要です。

月に一回は旅行に行きたい人と、Netflixの契約だけで十分楽しめる人ではここの金額が変わってきます。

“月単位”で洗い出した後、”年単位”でも洗い出す

基本的には”必須生活費”と”ゆとり費”が洗い出せたらバッチリですが、毎月給与を受け取っている会社員の方でしたら、月単位で把握しようとすると思いますが、同様に年単位でも把握しましょう。

「二年に一回賃貸マンションの更新がある」から住居費(=必須生活費)がかかるとか「半年に一回は帰省したい」から旅行費(=ゆとり費)がかかるとか、不定期な支出も把握することができます。

これで一通り”自分の理想の生活をベースにしたミニマムライフコスト”が把握できたことになります

ミニマムライフコストを把握した後はどうするか

把握するだけでも十分な一歩ですが、以下の3つを繰り返すことでサイドFIREに近づいていくことができると考えています。

毎月の支出を把握してズレがないか確認する

まずは、”毎月の支出を把握してズレがないか確認する”ことです。

洗い出したものに対してズレがあった場合は、そもそも見落としがある可能性があります。

マネーフォワードなどの家計管理ツールを活用して、支出を見える化して振り返ることが重要です。

さらに下げられそうな支出がないか検討する

次に、”さらに下げられそうな支出がないか検討する”です。

毎月の支出を見える化したら、もし自分が把握したミニマムライフコストとズレがあった場合は項目に漏れがないか、漏れがないとしたら無駄遣いをしていないかをチェックすることができます。

そうしたら無駄遣いなどの不要な浪費などは極力なくしていきます。

生活の中で息抜きにつながるような浪費自体は必要だと思いますので、そこまで厳しくならずにチェックしていくと良いと思います。

不要な浪費をなくすことができたら、必須生活費や毎月かかっている支出の中で、もっと抑えることはできないかを検討します。

具体的には、もっと家賃の低い家に引っ越すであったり、通信キャリアを見直してスマホ代を安くする、などの選択肢が考えられます。

収入からミニマムライフコストを引いた金額は全額投資に回す

最後に、支出が最適化できたら”収入からミニマムライフコストを引いた金額は全額投資に回す”です。

この投資は冒頭に書いた金融資産への投資に加えて、自分自身への投資もあります。

金融資産への投資はもちろんコツコツと続ける必要があります。

それに加えて、自分自身の仕事のスキルを伸ばすために投資して効果が出たとしたら、より少ない時間で仕事を終わらせられるようになるかもしれません。

そうしたら副業をやる時間や体力が確保できます。もしくは本業の給与が上がってより金融資産への種銭を投下することにつながるかもしれません。


以上が、私が実践している”ミニマムライフコストを把握する方法”です。